ただ今フランスは夏休みのバカンス真っ只中☀️
フランスの学校は9月に新年度がスタートし6月末に終了するため、6月末に近づく頃には、フランス人との会話には必ずといっていいほど、「バカンスはどこにいくの?」のフレーズが出てきます。
フランス人にとってバカンスはなくてはならないもので、皆この季節がくると2週間〜3週間はバカンスに出かけます。
フランスは“バカンスの国”と言っていいほど休みが多く、夏休み(約2ヶ月)以外にも秋休み、クリスマス休暇、冬休み、春休みと各2週間ずつあります。
それに祝日も加わると、月によっては休みだらけの時もあります。
1週間の休みすら取るのが難しい日本人にとっては羨ましい限りですよね。
フランスに来た当初は、なぜこんなに休みばっかりなんだろう?と思ったものです。
ちなみに水曜日は学校も休みだったり、または午前中だけで終わったりするので、子供たちの年間の授業時間十分にあるんだろうかなどと余計なお世話ですが思ってしまいます🤔
さて話をバカンスに戻しますが、フランス人がバカンスを大いに楽しむのはよくわかるのですが、この時期いくつか困ってしまうことがあります。
その一つがお医者さんも長期の休みをとってしまうということ。
日本と違い、フランスは病気になるとまずはかかりつけの医者に行かないといけません。(歯科、眼科、婦人科、救急の場合は別)
ですから、もしバカンス中に病気になって、その時期にお医者さんが休暇中で診察してもらえないとなった場合、休暇中も診察してくれる先生を探すか(その場合かかりつけの医者ではないため診察料の払い戻し額が少なめになります)、または長時間待たされる可能性のある救急外来に行くしかないのです😖
ちなみに私のかかりつけののお医者さんも、先日診察に行った際バカンスの話になり、私が「いつからバカンス取られるんですか?」と尋ねたら、「7月末から8月末まで取りますよ。私達にとってバカンスはなくてはならないものですから😃」と笑顔でおっしゃっておりました。
ちなみに私が以前かかっていた別のお医者さんは2ヶ月近くバカンス取ってましたね。その時は「ヤバイっ!病気になれないじゃん!」と思ったものでした。
現在お世話になっているお医者さんは1ヶ月の休みと短いですが、それでも1ヶ月…やっぱ長いですよねえ。
日本の数日間のお盆休みなんかかわいいものです😌
「患者よりバカンスかあ…。」
そんな言葉が頭に浮かびました。
もちろん人間ですから休みは必要です!
患者の為にプライベートを犠牲にしろとは思いません!
しかし、この『仕事は仕事。バカンスはバカンス。』という姿勢はフランス人らしいのかもしれませんが、他者のことも気にかけながら行動する日本人からすると「割り切りすぎてるなあ。」と感じらずにはいられません。
もちろんバカンスはお医者さん以外にも、個人経営の商店やパン屋さん、レストランなども普通に取ります。
ですからパンを買いに行ったらバカンス中の張り紙が貼ってあってパンを買えず、わざわざ遠いパン屋まで足を運んだということも度々。
ちなみに私がいる地域ではバスの時刻も普段より本数少なめの夏休みバージョンに変更になったり、近所に一つしかない薬局も営業時間が短めになったり、これまた一つしかない銀行(出張所)もバカンス中は完璧に閉まってしまいます。
こんな感じで夏になるとフランス全体がリラックス&バカンスモードに入り、つられてこちらもの~んびりとした気分になるのですが、反面細かい部分で何かと不便さやストレスを感じてしまいます😓
フランス人のように不便さもそっちのけでバカンスを100%楽しめるようになりたいものですね。。。