あなたは今誰かの世話をしているか、またはこれからその役割を担っていくことになっているのでしょう。
このカードは、誰かの世話をするとき、生活の中心や考え事の中心が相手一色になってしまいがちですが、自分を大切にすることも忘れないようにしてほしいと伝えています。
相手が家族だろうと他人だろうと、人と関わるということはエネルギーを必要とします。特に相手の手や足となるような介助や介護をする場合、世話をする側であれば心身共に疲弊してしまうこともあるでしょう。
そのような状態が続けば「お世話をする」ことが機械的になってしまい、そこに愛情も優しさも生まれなくなってしまう恐れがあります。
そして、それは少なからず相手の精神にも影響を与えるでしょう。
あなたが疲れたときは、自分のための時間を少しでもいいので取るようにしてください。その時間だけ他の誰かに代わってもらうことは、あなたがやるべきことを放棄していることにはなりません。あなた自身が動けなくなってしまう前に、まずはあなた自身をしっかりとお世話しましょう。
自分に優しくできない人が、他人に優しくすることなどできません。
頑張っている自分を誇りに思ってください。「自分のために休みをとって、自分のために好きなことをしてもいいのだ!」と自分に許可を与えてください。